この記事では、オートファジーダイエットを実践した私が、ダイエットの結果とうまく続けるコツ、感想などについて紹介しています。
20代前半までは身長174センチで60キロ前後だったのですが、50代に入ってからは70キロの大台を超えて、最高74キロまで太ってしまいました。
見事なポッコリお腹、健康診断でも常に異常を指摘されるような状態になり、いろいろ試しながら行きついたのがオートファジーダイエットです。
始めてからの2年半で体重はマイナス10キロ、体脂肪率も11.8までになりました!
オートファジーダイエットを挫折せずに成功させる最大のコツは、「チートデイ」を設けてダイエット生活にメリハリをつけることだと思います。
まずは私がオートファジーダイエット、16時間断食に取組んだ2年半の結果から紹介していきたいと思います。
目次
オートファジーダイエットで得られた3つの結果!外も中もスッキリしてスリムに!
1日24時間のうち8時間のなかで食べ、あとの16時間は空腹状態を保つ「オートファジーダイエット」。
「16時間断食」とも呼ばれています。
20代前半は身長174センチで体重60キロ前後だった私ですが、50代に入ってからは体重が70キロを突破、最高75キロというところまで見事に膨張してしまいました…。
その結果は見事なポッコリお腹と、毎回の健康診断で異常を指摘される数値の数々。
血圧も高い状態が続き、少しハードに動くと動悸がしてくるようなカラダになってしまいました。
あるときビルのガラスに映った自分の姿があまりにも見苦しくて、一念発起でダイエットを始めたのです。
途中でリバウンドしたり挫折してしまったりしながら、行きついたのが「オートファジーダイエット」「16時間断食」です。
スタートしてから2年半、得られた結果は自分自身でも満足のいくものでした。
結果①:体重が70.6キロから60.8キロと約10キロ減!
結果の1つ目、「オートファジーダイエット」「16時間断食」を2年半続けた結果、開始前70.6kgだった体重がほぼマイナス10kgの60.8kgまでになりました。
10キロのお米の袋が1袋分と考えると、恐ろしいですね。
そのほとんどがお腹周りについていた脂肪というか贅肉なのでしょう。
鏡に映った自分の身体をチェックしてみても、もうお腹は本当にスッキリ、かつての醜いポッコリは影も形もありません。
結果②:体脂肪率が19.5から11.8へ!
「オートファジーダイエット」の2つ目の結果は、体脂肪率が19.5から11.8まで減ったことです。
ダイエットに取り組むようになってから、普通に市販されているものですが体組成計で体重や体脂肪率、内臓脂肪レベルなどを計って記録するようにしています。
また、内臓脂肪レベルは開始前12.0だったのが、6.5までになりました。
それぞれピッタリ半分とまではいかなくても、かなり減りました。
正直、体重と違って「体脂肪率」と「内臓脂肪レベル」は変化を実感しにくいですが、タプタプだったお腹周りがスッキリした結果なのだろうと思っています。
結果③:健康診断の血液検査の結果が劇的に改善!
「オートファジーダイエット」「16時間ダイエット」の結果、最後の3つめは、健康診断で毎年のように異常や再検査を指摘され続けてきた諸々の数値が劇的に改善したことです。
毎年の健康診断で異常を指摘されるたびに少し気をつけるのですが、いつのまにか元通り、そんな状態を長いこと繰り返してきました。
それが自分でもとても嬉しい結果に!
以前はいつも基準値を大幅に超えていた中性脂肪、コレステロール、γ-GTP、GPTなどの数値が、劇的に改善、グッと下がりました。
放っておいてはダメだと思いつつも、長年どうにも出来なかった数値がこれだけスッキリ下がったのは正直ビックリです。
このことをきっかけに健康診断以外にも献血に行って、血液検査の結果をチェックするようにしていますが、最新の結果でもいつもすべての項目が標準値に収まっています。
惰性で放置していたダラシない体が健康的になった感じがして嬉しく、このように結果が出るとこの状態を維持しようというモチベーションにもつながりますね。
そして何よりも嬉しかったのは、以前のポッコリの姿を知っている人から「すごい引き締まったね!」とビックリされることです。
「オートファジーダイエット」をうまく続けるためのコツ5つ!一番は「チートデイ」でメリハリ!
私が「オートファジーダイエット」「16時間断食」を続けることができて、自分でも満足のいく結果が得られたのは、決して意志が強いからとかではありません。
どちらかというと「まあ、いいや。そのうち…」とか「次からなんとかすれば…」というような怠惰で先延ばし志向が強い性格だと、自分で感じてます。
そんな私が「オートファジーダイエット」「16時間断食」をうまく続けられたのは、5つのコツがあると思います。
5つのコツの中で一番大事だと実感したのは、ダイエット生活にメリハリをつける「チートデイ」を設けることです。
それでは順番に「オートファジーダイエット」「16時間断食」成功のコツ5つを紹介していきます。
コツ①:少しゆるめる日「チートデイ」をつくる
「オートファジーダイエット」成功のコツ1つ目は緩める日「チートデイ」を設定することです。
いくらスリムで健康的な体を手に入れたいとはいえ、365日ずっとダイエット生活を続けるのはかなり難しいのではないでしょうか。
とくに私のような意志が弱く怠惰な人間には、「16時間断食」を1日も欠かさずにずっと続けるのは挫折のもとになりかねません。
そこで最初の1~2週間は「16時間断食」を欠かさずに続けましたが、あえて「ゆるめる日(チートデイ)」を設けることにしました。
月に1回から2回、その日はファストフードでもスイーツでも食べたいと思うものを気にせず食べる日です。
揚げ物や大盛りの定食もOK、我慢せずに食べます。
ただし2つだけ気をつけるようにしました。
- 好きなものを好きなだけ食べるが、なるべく8時間以内に収める
- 次の日からは「オートファジーダイエット」をきっちり続ける
この2つです。
やはりダイエット中は「あれが食べたい!」とか「気持ちよく一杯飲みたい!」と思うことがあります。
そのまま我慢し続けるのはよほどの意志の固さがないかぎり難しいでしょうし、挫折の原因になりかねません。
私は「チートデイ」をあえて設けることで、「オートファジーダイエット」「16時間断食」を続けることができました。
コツ②はじめの1~2週間は頑張って続ける
「16時間断食」を成功するためのコツ2つ目、それはスタートしたら1~2週間は続ける、頑張ってみることです。
私は最初から「目標体重〇〇キロまで!」などと気負わずに、「とりあえず2週間なんとか続けてみよう!」くらいに構えるようにしました。
はじめから何カ月も続けることなど考えたら、それだけで気持ちが萎えてしまいそうです。
実際に「オートファジーダイエット」「16時間断食」を実践して分かりましたが、1週間で体重などに変化が 出てきて、2週間続けるとしっかりした手ごたえが感じられます。
個人差はあると思いますが、2週間続けるとお腹周りも少しスッキリしてきて、継続するモチベーションも上がりました。
コツ③:「8時間」のなかでの食事は量をしっかり食べる
「オートファジーダイエット」「16時間断食」を成功するための3つめのコツは、「8時間」のなかでの食事は量をしっかり食べることです。
「8時間」のなかでしっかり食べた方が良い理由は…
- しっかり食べないと「16時間」のなかで余分に間食などが増えてしまう
- しっかり食べないと空腹感に負けてダイエットを挫折してしまう
などです。
「ダイエット」を意識しすぎて「8時間」の中の食事も控えめだったりすると、間違いなく後からお腹が好きすぎて、結局菓子パンやスイーツなどを食べ過ぎたりする羽目になりがちです。
これは私自身、何度も繰り返してコツとして学んだことです。
そして「8時間」のうちにしっかり食べることは、次の項目に「栄養のバランス」にも関係してきます。
コツ④:食事は栄養のバランスを意識する
「オートファジーダイエット」「16時間断食」の成功のコツ4つ目が、「8時間」のなかでの食事は栄養のバランスを意識して食べるようにすることです。
「コツ③の量をしっかり食べること」にも関係しますが、「8時間」のなかでの食事は野菜やたんぱく質などをちゃんと摂れるようにするのが大事だと思います。
健康的にスリムになることができるか、痩せたけれど体の調子が良くない…となるかは、食事から栄養をきちんと摂ることにかかってくるのではないでしょうか。
といっても、私も栄養学などの専門的な知識があるわけではありませんし、手の込んだダイエットメニューを作れるわけでもありません。
ですが、「麺とご飯もの」「丼と汁物」だけというような食事をなるべく避けて、野菜とたんぱく質が足りるようにということだけは意識するようにしました。
量をしっかりとることプラス内容のバランスを意識して食べるようにすると、残りの16時間に極端な空腹感などなく、「オートファジーダイエット」を続けることができると思います。
コツ⑤:運動をする習慣を取り入れる
「オートファジーダイエット」「16時間断食」を成功するコツ最後5つ目は、運動する習慣を取り入れることです。
自分自身が「オートファジーダイエット」に取り組んでみて実感したことですが、何かしら運動をするようにすると、より効果をしっかり実感できます。
1日のうち「8時間」で食べて、残りの「16時間」は食べない…これだけで「オートファジーダイエット」の効果は得られますが、私は合わせて体を動かしているときの方が体重の減りも早かったです。
私自身は運動嫌い、運動音痴で積極的に体を動かしたいという方ではありません。
なので、いきなりハードなトレーニングなどと考えずに、電車通勤している人であれば一駅だけ徒歩にしてみるとか、職場が遠くなければ自転車通勤にしてみる等から始めるのが良いと思います。
私はちょうど配送関係の仕事をしていたので、勤務中に歩いたり走ったり、荷物をもって階段の上り下りをしたりして、それなりの運動量が確保できていました。
現在は仕事が変わりましたが、オフィスまで自転車で通勤するようにしています。
運動の習慣もダイエットの結果がついてくることで、途中で挫折することなく自然と続くようになりました。
「16時間断食」を実践している生活サイクルはこんな感じ!
「オートファジーダイエット」「16時間断食」を実践している私の生活サイクルを紹介してみたいと思います。
一日24時間のうち、食べるのは8時間以内、そのあと16時間は水分以外とらない、という原則を守るようにすることと、出来る範囲での運動をするようにしています。
「オートファジーダイエット」を始めてからの2年半は、次のような生活サイクルでした。
※そのため座りっぱなしの時間帯
あるていどの運動量はある
水分(水や炭酸水)は必ずとる
- 現在は仕事が変わったため、14時~22時くらいの間でデスクワーク、片道4キロくらいを自転車通勤しています。
- 仕事が休みの日は時間に多少のズレがありますが、基本は1日2食にしています
- 食事は朝と昼の2食をずっと継続。野菜やタンパク質などバランスを考えた食事を心がけています。
- 週に1日(休みの日)は「チートデイ」として食べたいものを制限せずに食べています。
このような生活サイクルで「オートファジーダイエット」を実践しましたが、続けていると自分の生活パターンとして定着してきたので、ダイエット生活が大きく崩れることはありませんでした。
【まとめ】「16時間断食」を2年半続けた効果と感想
「オートファジーダイエット」「16時間断食」の結果については、前のパートに書いた通りですが、体重や体脂肪率、健康診断の項目以外に、私自身が感じている効果や感想をまとめて見たいと思います。
ダイエットの結果以外に自分が感じている「16時間断食」の効果
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- 若いころから胃腸が弱く数年前から「逆流性食道炎」に悩まされていたが、症状がなくなった
- 50代になったころから血圧が高め(150-95くらい)になってきたが、120ー70前後でずっと安定している
- 20代のころの体重にもどり、その体重をキープ。ポッコリお腹もスリムになり、スタイルを維持している。
- 急な腹痛でお腹が下ったり、便秘の状態がつづくことがなくなり、お腹の調子がとても良い
- 素材の味を感じながら食べられるようになって、毎回おいしく食事ができている
- 夏バテのような症状を感じることがなくなって、真夏でも食欲が落ちずしっかり食べられる
- 夏休みや正月休みなどは体重が2~3㎏もどってしまうが、ふだんの「16時間断食」生活に戻せば体重も元通りになるので管理が楽
というようなことを実感しています。
食べたいように食べて、飲めるだけお酒も飲む、そんな生活を続けていたらポッコリお腹と不健康な体だけが残りました。
さすがにこれではマズいと思い、取り組んだのが「オートファジーダイエット」「16時間断食」です。
効果がはっきりと現われて、体調も良くなることを実感できるので、挫折することなく続けることができました。
過去にもいろいろなダイエットに挑戦したものの、長続きできなかった私が唯一継続できたのが「オートファジーダイエット」「16時間断食」です。
現在、アラ還の年代を迎えましたが20代前半の頃の体型を維持できていて、健康診断でもこれといった異常もなく過ごせているのは、「オートファジーダイエット」「16時間断食」のおかげだと確信している次第です。
最後に「オートファジーダイエット」「16時間断食」に取り組むうえで、参考にした本を紹介します。
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「1日16時間食べない時間をつくる」ことの効果については、こちらの本がおすすめです。
- 連続して16時間以上の空腹の時間をつくると「古くなった細胞が新しく生まれ変わる」オートファジーが働く
- 空腹というクスリが、さまざまな体の不調や病気、老化を遠ざけてくれる
空腹の時間が成長ホルモンの分泌を促して老化を防いでくれる、ということを知り、「16時間断食」を続けるモチベーションのひとつになりました。